以下は、RMC推薦レギュレーションを国内向けにしたものです。
海外レースにおいては、異なる部分がある場合があります。
不明な点は、各開催コース又は、(株)栄光にお問い合わせ下さい。
1. 前文
BRP-POWERTRAIN GmbH&Co.KG Welser Strasse 32, 4623 Gunskirchen, Austria
とその公認代理店は、ROTAX MOJO MAX Challenge Grand Final(RMCGF)や、International ROTAX
MOJO MAX Challenge (IRMCE)、それと各国のROTAX MOJO MAX Challenge(RMC)を組織します。
“ROTAX MOJO MAX Challenge“、”ROTAX MOJO MAX EURO Challenge”、”ROTAX MOJO
MAX ASIA Challenge”、”ROTAX MOJO MAX Challenge Grand Final”は、BRP-POWERTRAIN
GmbH&Co.KG(ROTAX)にその著作権があります。
A)ROTAX MOJO MAX CHALLENGE Sporting Regulation 2014”には、ROTAX MOJO MAX Challengeプログラムのコンセプトに関することと、RMCGFの予選を兼ねた各国のRMCレースのレギュレーションについて記載してあります。
B)ROTAX MOJO MAX GRAND FINAL Sporting Regulation”には、グランドファイナルでのレギュレーションが記載してあります。
関連する全ての団体(FIA、CIK-FIA、各国公認団体、主催者、エントラント、サーキット)は、レースイベントに対する管理ルールを尊守し適用させる事に同意するものとします。
国際RMCは、ROTAX MOJO MAX CHALLENGE 2014 Series Sporting Regulations、ROTAX MOJO MAX Challenge Technical RegulationsとInternational Sporting Code(ISC)及びそれに付随するKarting Technical Regulations、その他の国際競技ルール、各国公認団体が提示した競技ルールに則って執り行なわれます
RMC Sporting Regulation、RMC Technical Regulationsの変更や免除は、CIK-FIAや各国公認団体の同意を受けた上でBRP-POWERTRAINの公式な通知を必要とします。
明確に承認されていないものは、全て禁止です。
2. ドライバーに求められる行動規範
1. 全ての参加者は、ルールの下に行動し、レースオフィシャルとその決定に敬意を払わなければなりません。
2. 全ての参加者は、性別、技量、身体的外観、文化的背景及び宗教にかかわらず、参加者全員の権利、尊厳及び価値を尊重しなければなりません。
3. 全ての参加者は、いかなる時でもその行動に関して責任を持ち、これを促進しなければなりません。
4. 全ての参加者は、走行に先立ち、使用する装備が十分に安全であることを確実にしなければなりません。
公認されたレースウェア(ヘルメット、グローブ、シューズ、スーツ)のみが、レギュレーションに従って使用されなければなりません。
5. 自分自身の技量に対して相手との差を判断するのは、参加者自身の責務で、走行中のリスクに関して責任を持たなければなりません。
レースにおける基本レベルの能力が必要であることを記しておきます。
6. 参加者は、走行に先立ち、健康状態や緊急時に必要な医療的処置等に関して明らかにしておかなければなりません。
7. 全ての参加者は、走行中及び大会中、他の参加者に対しエチケット、礼儀正しくすることを求められます。
大会中に起こるかもしれない問題や論争は、オフィシャル等の適正な人によって敬意をもって治められなければなりません。
8. スポーツにおいて子供の安全は、最優先です。 スポーツによって子供達の倫理観が発達促進されます。
走行中の子供達の安全を確保することは、参加者の責務です。
9. どのような大会に参加する時でも、提示されたルール、レギュレーション、スタート時間等を全て理解し、大会の進行を遅らせないことは、参加者の責務です。
それらのルール、レギュレーション等の不明点は、大会前に行なわれるドライバーズミーティングで尋ねなければなりません。
10. 全ての参加者は、環境と周辺住民に対して敬意を払わなければなりません。
不必要な騒音を減らし、使用する場所を出来るだけ綺麗に汚さないようにする事は責務です。
11. 全ての参加者は、走行中の飲酒、薬物使用が厳禁であることを尊重しなければなりません。
それは、犯罪であり許されるものではありません。 違反者は、大会から排除され、懲戒処分となります。
12. チーム、ドライバー、オフィシャル、オーガナイザー、ROTAXに関係する人達に対するSNS(Facebook、Twiter等)上の罵詈雑言は、
法的処置が執られることがあることを理解しなければなりません。
3. チャレンジレース定義
RMC、RMCGFは、“FIA-CIK Karting Recognition Regulation”に従ってCIK-FIAにより公認されました。
一国に一つのRMCがRMCGFの予選としてROTAXにより承認されます。
公認ディストリビューターのみが国内RMCレースをオーガナイズすることが出来ます。
ROTAX MOJO MAX Challenge(RMC)は、各国の公認モータースポーツ団体の承認を受け、国内クラブスポーツイベントとして執り行なわれなければなりません。
3.1 クラス (RMC, RMCGF)
RMC: MAX Cadet、Mini MAX、Junior MAX、Senior MAX、DD2
RMCGF: Junior MAX、Senior MAX、DD2、DD2 Masters
2クラスが、年齢的に重なっている(例 Micro/Mini, Mini/Junior, Junior/MAX, MAX/DD2)以外は、2クラスを、同じレースで行うことは、許可されません。
4. レギュレーション
4.1 ライセンス
RMCレース当該国のライセンスを保持者のみが、その国からRMCGFに選抜されます。
国際A又は国際Bライセンスを2013年/2012年に持っていた、または持っている者でRMCレースに参加を希望するものは、JAFより過去3年間のCIKイベントの結果をJAFのスタンプ入の書類で入手しROTAXに提出して認められれば、参加資格を得るものとする。
CIKイベントの結果に関する書類は、JAFのスタンプのある文書でなければなりません。
上記のライセンスを2011年以前に保持していたものに関しては、参加資格を得るものとする。
RMCGFに参加するドライバーは、CIK-FIAに加盟している各国競技団体発行の少なくとも“国際Cライセンス”と国際エントラントライセンスを持っていなければなりません。
ドライバーが、十分な年齢でない場合や未成年の場合は、自分自身でエントリーを行うことは出来ません。(FIA-CIK General Prescriptions
より)
RMCにおいては、各国競技団体の規定により国内ライセンス又は、クラブライセンス等を必要とします。
4.2 年齢制限
MAX Cadetクラス: 小学2年生(当該年)〜
Mini MAXクラス: 小学4年生(当該年)〜
JuniorMAXクラス: 小学6年生〜高校2年生(当該年)
グランドファイナルでは、2014年中に、13歳の誕生日を迎え、2014/12/31以降に17歳の誕生日を迎えなければなりません(国際ライセンス必須)。
MAXクラス: 中学3年生以上(当該年)
グランドファイナルでは、2014年中に、15歳の誕生日を迎えなければなりません(国際ライセンス必須)。
MAX Mastersクラス: 25歳以上(当該年)
グランドファイナル、DD2 Masterクラスでは、2014年中に、32歳の誕生日を迎えなければなりません(国際ライセンス必須)。
DD2クラス: 中学3年生以上(当該年)
グランドファイナルでは、2014年中に、15歳の誕生日を迎えなければなりません(国際ライセンス必須)。
4.3 レースイベント
4.3.1 RMCGF
RMCGFは、1つの大会として執り行なわれます。
RMCGFは、国際制限付きイベント(FIA-CIK International Sporting Code より)として、ROTAXによって招待された選手で行われます。
RMCレースが、RMC Sporting Regulation、RMC Technical Regulationsに則り行われたのであれば、RMCGFの選抜選手(4.6項参照)のカート、エンジン、タイヤ、燃料、宿泊費、エントリー代は、ROTAXと各国ディストリビューターによって取り仕切られます。
4.3.2 RMC
推奨レース体系
RMCレースは、公式練習、予選、予選ヒート(必要ならばファイナル、プレファイナルの予選として)、プレファイナル、ファイナルで構成されます。
1日に2つのレースを行うことも可能です。(例:プレファイナルA,BそしてファイナルA,B)
*公式練習: コースの長さに応じて主催者によって決定されます。
*予選: コースの長さに応じて主催者によって決定されます。
*予選ヒート: ヒート数、ポイント数は各国の主催者に委ねられます。 最小で10Km又は15分
*プレファイナル: 最大出走台数は34台、最小15km又は15分、ポイントは、34,33,32,31,30…最終完走者までポイントを与えます。
未完走者のポイントは、最終完走者のポイントより-5ポイントしたものとする。
*ファイナル/ポイント:最大出走台数は34台、最小20km又は20分、ポイントは、55,52,50,49,48…となり最後の完走者までポイントを与えます。
未完走者のポイントは、最終完走者のポイントより-5ポイントしたものとする。
未完走者の定義:物理的にはスターティンググリッドについたが、メカニカルトラブル等によりスタート(グリーンフラッグ/グリーンライト)に達しなかった者とします
Cadet、Mini、Juniorクラスに関する距離やヒート数等に関しては、各国競技団体のルールに従がわなければなりません。
4.3.3 RMCレース大会開催数
1つのRMCレースシリーズしかない場合は、5大会以上開催しなければなりません、それによりRMCGFの選抜レースとして認められます。
国内レースが各々の地方の選手権(たとえば北/南)に分けられている場合は、各地方において、RMC“Sporting Regulations 及び Technical Regulations”に従い5大会以上開催しなければなりません。 各地方の選抜ドライバー(選抜される選手の数に関しては、各国のRMCオーガナイザーによって決定される)による最終選抜大会によってRMCGFに招待される選手を決定します。
4.4 格式
4.4.1 RMCGF
RMCGFの格付けは、最終決勝戦です。
4.4.2 RMC
4.4.3ポイント
レースにおいてプレファイナルとファイナルで得たポイントのみ総得点に加算されます(4.4.4参照)
4.4.4 総得点
プレファイナル(又は予選ヒート)とファイナル全てのポイントを総得点として計算します。
計算する最後の国内RMCレースは、2014年10月5日迄(暫定)とします。
2人又はそれ以上のドライバーが同じポイントを獲得してシーズンが終了した場合
-決勝ヒートの1位の数が多い者、また1位の数が同じであれば、2位の数が多い者というように決定する
-決勝ヒートの結果で決定できない場合は、プレファイナルヒートの結果で、1位の数が多い者、また1位の数が同じであれば、2位の数が多い者というように決定する
-それでも決定できない場合は、ROTAXより適当な方法で決定されます。
4.4.5 ボーナスポイント
各ファイナルレースのスタートにより1ポイントのボーナスポイントを総得点に加算する。
それぞれの競技者は、ボーナスポイントを得るためには、少なくとも4レースに出場していなければなりません。
4.4.6 ハーフポイント
プレファイナル/ファイナルにおいて競技者が6人未満の場合、ポイントを半分とします。
4.5 スタート方法
4.5.1 RMCGF/RMCEC
RMCGF/IRMCE等全てのRMCカテゴリーにおいて、CIK-FIA General Regulationsにおける“クラッチ付、ギアボックス無しのカートにおけるローリングスタート”に沿って行われます。
4.5.2 RMC
グリッドは2つ、ウォームアップ1ラップ、更にフォーメーションラップ1ラップ(追い越し禁止)その後、ローリングスタート。
4.6 エントリー料金
RMCGFのエントリー料は、無料。 それ以外のRMCEC/RMCイベントに関しては、各国の主催者によって決定されます。
4.7 2010RMCGF選出ドライバー
RMCGF2014に選抜されるドライバーの総合計は以下の通りです。
Junior MAX: 72
MAX: 72
DD2: 72
DD2 Masters: 72
RMCGFに選抜されたJunior MAX、MAX、DD2、DD2 Mastersのドライバーは、各カテゴリ毎にROTAX又はそのパートナーより支給される1ブランドのシャーシを使用してレースを行います。
※日本チームから出場する選手/メカニックは、代表選手であるという自覚を持ち、日本チームとして集団行動が出来なければ成りません。
4.7.1 RMCGF選抜
以下のドライバーが選抜されます:
JuniorMAXクラス:
- 各国RMCにおける 2014 JuniorMAXクラスチャンピオン
- インターナショナル/ゾーンインターナショナル ROTAX MAX Challenge において選抜されたドライバー(選抜人数は、各レースのスポーツレギュレーションに記載)
SeniorMAXクラス:
- 各国RMCにおける 2014 SeniorMAXクラスチャンピオン
- インターナショナル/ゾーンインターナショナル ROTAX MAX Challenge において選抜されたドライバー(選抜人数は、各レースのスポーツレギュレーションに記載)
DD2クラス:
- 各国RMCにおける 2014 DD2クラスチャンピオン
- インターナショナル/ゾーンインターナショナル ROTAX MAX Challenge において選抜されたドライバー(選抜人数は、各レースのスポーツレギュレーションに記載)
DD2 Mastersクラス:
- 各国RMCにおける 2014 DD2 Mastersクラスチャンピオン 又は、
- 各国RMCにおける 2014 MAX Mastersクラスチャンピオン 又は、
- 各国RMCにおける 2014 SeniorMAX 又は DD2クラスの最上位Masterドライバー
- インターナショナル/ゾーンインターナショナル ROTAX MAX Challenge において選抜されたドライバー(選抜人数は、各レースのスポーツレギュレーションに記載)
その他の選考基準
ワイルドカード:
ROTAXは、独自の選考基準でワイルドカードをドライバーに与える用意があります。
ドライバーパッケージ:
ROTAXは、独自の選考基準でワイルドカードをドライバーに与える用意があります。
その他のルール:
ドライバーがIRMCレース及び各国RMCレース両方で出場権を得た場合は、IRMCレースを優先するものとして、該当国RMCレースの次点ドライバーが権利を得るものとします。
2重に出場権取得における、競技者達の策略を排除するため優先順位の最終決定は、ROTAXによって行なわれます。
ドライバーが2以上の異なるIRMCレース及び各国RMCレースで出場権を得た場合は、誰を選抜するかは、ROTAXが決定します。
2つ以上の出場権取得における、競技者達の策略を排除するため優先順位の最終決定は、ROTAXによって行なわれます。
ドライバーが2つのカテゴリーで出場権を得た場合、より上位のカテゴリーにのみ出場できます。
カテゴリーの順位は、DD2 / MAX / DD2 Masters / MAX Masters / Junior とします。
ROTAXは、各国から各クラスの追加ドライバーをRMCGF2014へ選抜する用意があります。
表彰
表彰式において、上位3人の競技者は、レーシングスーツのファスナーを上まできちんと上げ表彰式に臨まなければなりません。
レーススーツ
ドライバーは、各国のチームによって決められたナショナルスーツを着用しなければなりません。
4.8 最低重量:
最低重量は、いかなる時もカートにドライバーとヘルメット、スーツ、グローブ等の必要安全装備を含んだ重量とします。
MAX Cadetクラス: 115Kg
Mini MAXクラス: 130Kg
JuniorMAXクラス: 148Kg
RMCGF/RMECでは、145kgです
MAXクラス: 160Kg
RMCGF/RMECでは、165kgです
MAX Mastersクラス: 165Kg
DD2クラス: 173kg
DD2 Mastersクラス: 180kg(推奨)
RMCGFでは、177kgです
4.9 広告
RMCGF
参加するカートは、レースオーガナイザーから配布されるスポンサーステッカーを貼るのは、任意ですが、その時のレギュレーションに従って下さい。
ROTAXより追加ステッカーの指定がある場合もあります。
パーソナルスポンサーのステッカーを貼るのは、ボディワーク上のスポンサーステッカーと競合したり重ねて貼られる以外は許可されます。
スポンサーに関する決まり(自由意志によって決定されます)に関しては、CIK-FIAスポーティングコードと一般的な規定に従うものとします。
RMC
レースオーガナイザーから配布されるスポンサーステッカーを全てのカートに貼ることは、各大会の追記事項に従って行われるものとする。
オーガナイザーは、許容される範囲内でステッカー貼り付けを義務づけることも可能であるが、レギュレーションに追加事項として明記しなければなりません。
4.10 プロモーション
RMCレース後、表彰式の間、表彰者は、レースオーガナイザーから帽子を提供された場合はかぶらなければなりません。
全ての競技者は、ROTAXとそのスポンサーがRMCレースでの写真(競技者の写真と名前を含む)を広告/宣伝の目的で使用することに同意するものとします。
5 ペナルティーカタログ
2013 Penarty Catalog