FAQ
*なぜ、このエンジンを作ったのですか?
だれでも手軽にサーキットを走ることができるエンジンと言うことで開発されました。
メンテナンスが簡単で、スターターを装備しランニングコストが安い。そしてパワフル。
理想のエンジンがMAXです。
*特別に必要なものは?
MAXエンジンには、エンジン本体のほか、
キャブレター・ノイズボックス・燃料ポンプ・ラジエター・チャンバー・バッテリー・バッテリーチャージャー・バッテリーホルダーなど
エンジンコンプリートとして必要なものは全て入っています。
駆動系も219規格を使用しますので、お手持ちのリアスプロケットやチェーンをそのままお使いいただけます。
チャンバー取付に、多少のブラケット類が必要になるかもしれません。
*性能は?
MAXで約29PS、ジュニアMAXで約20PS、ミニMAXで約13PSあります。
重量、タイヤ、コースにもよりますが、MAXでFA/ICAのチューニングクラスに近いタイムを出すことが出来ます。
*水冷式ですが?
従来の空冷エンジンとの違いは走行前に冷却水を入れるだけです。
またMAXは他の水冷エンジンと違いラジエターがエンジンと一体なので、
エンジンをフレームから降ろすときも冷却水を抜くことなく行えます。
*MAXのレースは?
世界中で同一レギュレーションのもと多数のレースが開催されています。
詳しくはレースのコーナーをご覧下さい。
*ランニングコストは?
水冷メッキシリンダーを採用し、最高回転数が、約14,000rpm(ジュニアMAXは、約12,000rpm)に抑えられているので
ベアリングやピストンの摩耗が少なく、ノイズボックス内にエアクリーナーも装備しているので従来のエンジンに比べ、
各パーツは想像以上にロングライフです。
レースで上位に入賞する人でも年に一回のオーバーホールで十分なパワーを維持することができます。
*キャブレターは?
オートバイ等で使用されて有名なイタリア/DELLORTO(デロルト)社製のキャブレターを使用します。
メインジェットにて燃料の調整するフロート式キャブレターなので走行中の調整等は一切必要ありません。
ドライビングに集中して下さい。
*MAXのメリットは?
125ccなので100ccのストックエンジンと比べるとトルクとパワーが圧倒的に違います。
メッキシリンダー、エアクリーナー、最高回転数を低くした等によりメンテナンスサイクルが飛躍的に伸びています。
スターターを装備、エンジン始動は、ボタンを押すだけ、乗用車感覚でスタートできます。
バランサー内蔵なので不快な振動は、かなり軽減されています。
なんと言っても乗っていて楽しいエンジンです。
ユーザーFAQ
*オイルの混合比は?
レーシングカート専用オイルで50:1が目安です。通常のカートエンジンより薄めです。
最高回転数が低いこと、水冷でシリンダーの温度が安定しているためです。
混合比を濃くするとかぶってしまいエンジンがうまく吹け上がりませんので注意してください。
慣らし走行の時は、焼き付き防止のため33:1程度の燃料を使うことをお薦めします。
*オイルのお薦めは?
レーシングカート専用化学合成油をお勧めします。
当社では、ERG FORMULA か XERAMIC EVO2T を推奨します。
*キャブレターのメンテナンスは?
しばらく使用していて調子が悪くなったときは、キャブレターが原因の場合が多いようです。
キャブレターのメンテナンスをすればすぐに直ります。
キャブレター内の燃料フィルターやスライドニードル部にゴミやオイルカスが付着しているので
分解してエアなどで飛ばしてください。
分解・組立は慎重に行ってください。 キャブレターは、精密部品です。
自信が無い場合はカートショップさんにお願いしてください。
*ギア比は?
トルク型のエンジンなので、むやみに減速比を大きくする必要はありません。
許容回転以上に回すとエンジンにダメージを与える可能性があります。
瑞浪レイクウェイでは13Tx78Tぐらいを使用しているようです。
*バッテリーは?
通常の場合、フル充電で2日ぐらいは走行できます。
走行後はキルスイッチを必ず切っておいて下さい。MAXはプラグの点火をバッテリーにより行っています。
キルスイッチを切らないと電流が流れているのでバッテリーは、どんどん減っていきます注意してください。
またバッテリーのコンディションによってエンジンの調子が左右されるのでバッテリー管理は怠らないようにしましょう。
バッテリー注意事項
*受け取ったバッテリーはすぐに充電して下さい。
*出来るだけ頻繁に充電して下さい。
*12時間ぐらいチャージャーに繋いで充電することは、何らバッテリーに対して不都合はありません。
*バッテリーが完全に空になることがあってはなりません。 (寿命が劇的に短くなります)
*もし完全に空になるとすぐに充電して下さい。
*長い間、空になったバッテリーをそのままにしないで下さい。
*バッテリーの充電中に電圧が高くなったり低くなったりします、通常のことです。
*緑のライトがついてもそれで満充電なったわけではありません。
*緑のライトがついて5時間後位に完全に満充電になります。
*充電中、バッテリーの電圧が上がったりした時は、チャージャーが正常かどうかをチェックして下さい。
*電圧が低いバッテリーは、エンジンスタート時に問題になります。
*もし長期に保管する場合は、常に80%以上の状態を保って下さい。
*出荷前にバッテリーのチェックをしております、受け取った後すぐに充電して下さい。
*少なくとも3ヶ月おきには、充電して下さい。 もし、30°以上のところで保管する場合は、放電しやすくなります、少なくとも2ヶ月おきに充電して下さい。
*振動、衝撃は、バッテリーにとっては大敵です。
*排気漏れ?
エンジンとチャンバーの接合部はフレキシブルタイプになっておりチャンバーの取り付け角に自由度があります。
この部分から振動などで排気漏れすることがあります。
性能も下がりますし排気音も大きくなるので必ず接合部にシーリング剤を使用してください。
*燃料ポンプは?
ダイヤフラムにクリヤタイプを使用しているので非常に長持ちです。
エンジンのオーバーホール時に交換する程度で良いでしょう。
*リードバルブは?
ノイズボックス内にエアクリーナーを装備しており異物が入ってくることもないのでかなりのロングライフです。
たまに点検する程度で十分です。
*ギアオイルは?
少量の4サイクルエンジンオイルをギヤ部に使用しています。
バランスシャフト、ウォーターポンプギアの潤滑用に使用しています。
オーバーホール時まで交換の必要はありませんが、オイル量のチェックは、怠らないで下さい。
*注意点は?
冬季は冷却水が凍りシリンダーを破損する恐れがあります、保管の際には、必ず冷却水を抜いてください。
同じく走行前に冷却水が入っているかどうか確認してください。
水温が十分上がらないうちでの高回転での使用は、避けて下さい、低温焼き付きの原因となります。
カートスタンド上での空吹かしには、注意が必要です、負荷がかかっていないため過回転になる恐れがあります。