ユーロチャレンジ A1/オーストリア 参戦記
ジュニア No.54 佐野欣志選手
「EURO CHALLENGオーストリア」に参戦しようと思ったきっかけは、
日本じゃ学べないことや言葉が通じない中、どれだけ根性を出していいレースが出来るのかずっと試したかったのですが、
まさか海外レースで走れるとは思ってなかったのでうれしかったです。

オーストリアへ行ってみると、みんな外人(当然か!!)
日本人は僕と道上さん、薄さん、塚本さんだけだったので、とてもとまどいました。
メカニックはマラネロからアントニオさんが来てくれました。
言葉が通じないので上手くやっていけるのか不安でしたが、道上さんがフォローしてくれたのでホッとしました。
アントニオさんはとても熱いおもしろい方でした。

コースは、1か所だけ日本で走ったことのないコーナーがあり、難しかったです。
初めは、トップのドライバーから1秒遅れであせったけど、最後の方になると同じ位のタイムで走れるようになって、ホッとしました。
TTでは、5番手ポジションを取る事が出来てまあまあでした。
そして予選の1ヒート目は2位で、2ヒート目は3位、3ヒート目は4位、
その結果プレファイナルのスタートは2番手からでアウト側なのでちょっと不安だったけど、なんとか上手くスタート、
しかし、あの苦手なコースでさされて3番でゴールでした。
気持ちを切り替えてファイナルを待ちました。「みんな落ち着いて走って来い」と言ってくれたので、
「一つでも前に行くぞ」と思いながらスタートしました。
上手く2番に上がったけどミスをしてしまい、トップと離れてしまいました、レース後半、一つポジションを落としてしまい、3位で終わりましが、
初めての海外レースで表彰台に乗ることが出来てよかったです。

メカニックのアントニオさん、道上さん、お世話になりありがとうございました。
また機会があればチャレンジしたいです。次は、一番上の箱に乗ります。


MAX No.294 塚本幸男選手 GrenBlue掲示板より転記)
ヨーロッパ遠征パート1

みなさん、お久しぶりです。昨夜帰って参りました。行く前に想像していた向こうのレースとはだいぶ違いましたが、大変勉強になりました。
結果から言うと、ファイナル12位でした。初めての海外遠征で戸惑う中での結果ですので、評価してくれる方もいらっしゃいましたが、
やはり最低でも6位以内には入りたかったし、入れたと思います。
しかし、レースはやっぱり難しいですね。このページに書ききれない位、沢山の事件がありました。
書けるだけ書いていきたいと思います。

オーストリアは音の問題で、走行は午後の1時からで、夜の8時近くまで走れます。
僕達がコースに到着したのが水曜日だったのですが、すでにパドックはいっぱいです。
月曜日から走っているおバカが多くて、水曜日はすでに2軍って感じです。急いで支度してコースインしますが、ブレーキが利きません。
エア抜きしたりフルードを変えたりしますが、効かないしタッチも変です。そしてすぐにフェードしてしまいます。
コースもスズカや瑞浪の様な高速コースでしかMAXに乗った事は無かったのですが、このコースはコーナーのRがきつくて、
その上ジャンプするようなコーナーもあります。抜きどころも本当に無くて、みんな、練習からバンバンぶつかります。

インに入った方も入られた方もコースアウトしてしまいます。みんな頭が少し弱い?と思いました。

初日は結局ブレーキトラブルは解消されずに終了です。走行後にキャリパーをばらしたら、
本来、右と左のキャリパーは別々のマスターで加圧されているはずなのですが、
キャリパーの中のめくら蓋が無くて、中で左右のフルードがぶつかりあっていました。
これを直せば大丈夫と街に代用品を探しに出かけます。

それにしても、とにかく暑い!アスファルトの上は楽勝で40度を超えてます。
走行時間は15分と短くてコースとパドックはかなり離れていますので、大忙しです。
今回のメカニックはソーゴーレーシングのすーさんです。初めてのコンビですが、
彼のお陰でトラブルにも迅速に対応出来ましたし、安心して走れました。改めてメカニックの重要性を実感できました。
そして一番重要なのですが、セットの方向性を一緒に考えてくれる力もメカの実力です。
すーさんのお陰で短くデータの無い中でもマシンはどんどんと良くなりました。

しかし、初めてのタイヤにヨーロッパの気候とガソリンも日本とは違います。
したがってエンジンの仕様も日本とは方向性がかなり違うようです。

明日からはまたいろいろとトライをしなければと考えながらホテルに向かいます。
しかし、ホテルにはエアコンがありません。さらに蚊が大量にいます。

窓を開けて寝るといくらかは涼しいと思われますが、どんだけ蚊に刺されるのかを想像すると恐ろしくて僕は開けられませんでした。

さらに時差ボケも厳しく、3時には目が覚めてしまいます。日本時間の午前10時ですから目も覚めますね。
早く慣れないと日中の暑さとコースのキツさで体がもたないのでせめて睡眠だけは取らなければと思います。

ヨーロッパ遠征パート2
手違いで初日にフレッシュタイヤを使えなかったので今日のフレッシュでタイムアップを期待します。
しかし、ブレーキのタッチは改善されたのですが、フェードは止まりません。
フルードが古いのかもとザナルディから借りてきます。

若干はいいのですが、辛いブレーキを抱えたまま本日も終了です。
明日はいよいよタイムトライアルですが、どうやらエンジンの仕様が日本とは違うようで、
ガソリンの性能差や気候のせいなのかどちらにしても悩みます。

ブレーキトラブルで何がいいのか解らないままでしたが、日本仕様と若干の変更を加えたバージョンの2基で登録します。
ヨーロッパ仕様と日本仕様の中間のようなエンジンにもしかしたら速いかも?なんて感じなので、
この段階ですでに最初の間違いをしてしまいます。

金曜日の2回のフリー走行で中間仕様のエンジンをテストしますが、
シャフトのイモネジが緩んで大切なセッションワンはほとんど走れないまま終了です。
前日に僕が閉めたのですが、すーさんに任しておけばと悔やまれます。
2回目も同じエンジンで出ますが、これが痺れるくらい遅いんです。

結局、日本仕様の1基で臨むしかなくなりました。そして運命のタイムトライアルです。
予選の3レースのスタートポジションはすべてタイトラのグリッドですので重要ですし、60台近い台数ですので予選落ちもあります。

タイトラでクリアラップをしっかり取らなければと考えるのですが、インフィールドが狭いためかなり難しい状況です。
モジョタイヤもやはりフレッシュの5ラップくらいが美味しいところなのですが、ことごとく引っかかります。
結局、学ちゃんの計測ポイントでのタイムであれば5番手以内にいたのですが、その後に引っかかって17番手です。

明日からの予選で挽回するしかありません。それにしてもブレーキはフェードしてしまうせいか効き方が安定しません。
そこそこの効きがあるかと思えばほとんど効かなかったりと冷や汗ものです。

ジェットもやたら薄くでます。
ブレーキがフェードしてピストンを押して引きずってしまっているせいなのかと考えますが、頭が痛い状況です。

そして、暑さで熱射病気味になってふらふらです。まさにヤバイって感じです。

そして、くたびれ果ててホテルに向かいますが、またしても暑さと蚊との戦いです。
さらに時差ボケも全開で3時には目が覚めます。あ〜もしかしたら死ぬかも?
なんて考えながら、眠れない夜を過ごします。

ヨーロッパ遠征パート3
予選のスタートは3ヒートともに9位スタートです。
僕と一緒にに日本からジュニアクラスに参戦している佐野君は5位スタートとなかなか順調です。
僕も頑張らなければと気合を入れます。

朝のウオームアップで4番手とまずまずです。
トップの南アフリカの選手は今週末、一人だけ異次元に速いので、ほっといて、あとの2名は僅差です。

さ〜緊張のスタートです。昔、茂木のワールドカップの時は狂ってるのか?こいつらと思うほど、予選からぶつかりまくっていたので、
今回も来るならきやがれ!って感じです。

スタートは接触なくクリアして8番手にポジションアップです。その後は何事も無くチェッカーです。

どうしても、ブレーキはダメなので、パットの材質が違うタイプのものに交換します。
効きは落ちるらしいのですが、熱は減るようなので、2ヒート目はそれに掛けます。

ローリングでパットのあたりを付けます。なかなか効いてこないので焦りますが、ぎりぎりで効きが出ます。
しかし、初めからあまり効きません。効かないものの、タッチは安定していますので今週、初めてまともに走ります。

4位まであがり、3位のドライバーに追いつきます。ですが、このドライバーは1ヒートの時にかなりヤバイブロックをしていたので、
無理せずに4位でフィニッシュします。タイムもトップのバカっ速の選手に続き2番手です。

決まればいけるじゃん♪っと気を良くして、3ヒート目に臨みます。
しかし、先ほどのヒートですでにブレーキパットは炭化してしまったらしく、まったく効きません。
タッチもなにもペダルを蹴りつけるようにしても止まりません。最初は抜きに行きましたが、
気持ちよく通り過ぎて危なくコースアウトするところでした。

このヒートは一転して耐えるレースでなんとか8位でフィニッシュです。この結果明日のプレファイナルは10位スタートです。
もう少し、挽回できれば良かったのですが、まだ上位のチャンスもありますので、
明日もぶつからずに速くクレバーにポジションアップしていくぞと心に決めます。

ジュニアの佐野君は絶好調です。予選を2位、3位、4位とかっこ良くまとめてプレファイのスタートはなんとセカンドからです。
予選の上位も下がっていますので、かなり期待出来そうです。

僕はブレーキを99年式の普通の油圧に変更する事に決めます。
ブレーキが今回の癌なので、自動調整はあきらめて、明日はそれに掛けます。
さらに、遅いとあきらめていたもう一台のエンジンにギアなどの変更を加えて、朝のウオームアップにテストする事にします。
これが今回の2回目の僕の判断ミスになってしまうのですが、この時点でこれが決まればトップもまだまだ狙えるはずと考えて決断します。

ヨーロッパ遠征パート4
決勝日の朝のウオームアップで遅い方のエンジンに期待しますが、やはり、とても遅いんです。
貴重なたった一回のテスト時間をギャンブルに費やしてしまった僕はこの日、突然下がった気温にジェットも解らないまま、
プレファイナルになってしまいます。

昨日までの暑さからは想像も出来ないくらい涼しい、いや寒いんです。Tシャツ一枚では震えるほどです。

当然、ジェットは絞るのですが、ともかく昨日までは濃くしなければ走らなかったので、あまり絞ると瑞浪の二の舞になりそうで悩みます。
そこそこに絞ってプレファイに挑みます。

スタートの1コーナーの渋滞で激しく後ろから乗り上げられて前のカートとサンドイッチになってカウルは路面に接地してしまって、
コーナーは曲がらないし、ラジエターは折り曲げられてノイズボックスの吸入口を塞いでしまいます。

ちょうど、チョーキングしたような感じでやたらに濃い症状でとにかく走りません。
何処まで下がるのか解らない中で必死に走ります。

結果、17位まで後退してしまいます。ここまで、ぶつけられても止まらずに凌いできてましたが、
ここで初めて後退してしまい上位進出がかなり厳しい状況です。

その上、ジェットが濃いのはラジエターのせいなのか?気温が下がったせいなのか?交換して引きずらなくなったブレーキのせいなのか?
解らないままプレファイナルよりひとつだけ絞って決勝に臨みます。

決勝のスタートは17位と、とてもデンジャラスです。スタートに集中して掻い潜るようにまさに抜け道を抜けるように進みます。
しかし、コーナーの入り口で激しく追突されてコースアウトすること3回!
ダートを走り、コースに復帰するたびにせっかく上げた順位を失います。

抜いてはぶつけられを続けますが、結局12位までしか上げられませんでした。
ジェットはあきらかにまだ濃い状況であとひとつかふたつ絞れればかなり速かったと思います。
ブレーキが相当ジェットに影響していたのか、気温なのかわかりませんが、
とにかく当日のジェットを上手く合わせられないまま終了してしまいました。

一方、佐野君はプレファイでアウトスタートで3位に落ちますが、冷静に3位でフィニッシュ。
逆に決勝はイン側スタートで2位に上手く上がります。

そのまま、トップに繋がるように周回を重ねますが、一瞬のスキに3位に後退します。それでも果敢に2位を狙い続けます。
結局、チャンスは訪れずに3位でチェッカーです。佐野君を含めた3台のトップ争いでしたので、堂々の3位だと思います。

若い彼が速さも、強さも、いろいろなファクターを強烈に吸収できたのではないでしょうか。
成長した佐野君の今後のレースが楽しみですね。

なんだか、もう1回やらしてくれ〜って感じで若干不完全燃焼ではありましたがこれがレースです。
レースウィークのひとつひとつの判断の重要性が今回身に染みました。
まだまだドライバーとしてやれる自信は持てましたが、あいかわらず結果に繋がらないレースしか出来てないなとの反省もまた重く感じました。
佐野君のように結果を出すというのは易しい事ではありません。
全てが順調にいかなければならないのですが、そんなに上手くはいかないものです。
「結果をだす。」まったく難しいですね。

楽しく辛いヨーロッパ遠征でしたが、今回、トレンタの学ちゃんが通じないイタリア語(オーストリアはドイツ語なのよ)で奮闘してくれて、
セットの方向性も助けてくれました。
またムードメーカーとして日本チームになくてはならない存在でした。
さらにトレンタの道上親分にも日本からのアドバイスなど、とてもありがたかったです。

結果は今一歩でしたが、もう一度来る事が出来たらもう少し違ったレースが出来るのではないかと思います。
今回、サポートしてくれた栄光のみなさん。ありがとうございました。
貴重な経験が出来ました。日本のレースで生かして行きたいと思います。

ヨーロッパ遠征番外編
今回、オーストリアへはトレンタクワトロさんに車を置かせて頂いて、さらに道上親分に関空まで送っていただきました。
まずオランダへと向かい、そしてウイーンに向かいました。

およそ、13時間の空の旅ですが、飛行機の苦手な僕はオーストリアに着いた時にはすでにゲロゲロで早く寝かせてくれ〜って感じでした。
翌日にテントを立てていよいよレースウイークのスタートです。
今回、ジュニアの佐野君のメカニックはイタリア人のアントニオです。

アントニオは言葉はなかなか伝わらないのですが、仕事が出来るとてもいいヤツで最終日には別れが切ないほどでした。
僕の走りも見ていてくれてアドバイスもくれたりとまたどこかのレースで彼に会いたいと思います。

ともかく、暑くて厳しいオーストリアでしたが食べ物はとても美味しかったです。
ただ、ドイツ語圏なので、メニューを見てオーダーするのも一苦労です。もっぱらオーダー役は最終的にアントニオになってしまって、
通じないイタリア語でちょっとトロそうなウエイターに必死で頼んでくれます。

毎日、頼んでいるのにその度に違うものが出てきます。
したがって、ビーフ料理を頼んでも違うビーフ料理が来てしまうので、毎日ビーフになってしまいました。
ですが、どれも美味しくて良かったのですが、オーダーが違う度にアントニオが責任を感じて
自分が食べるから勘弁しろ見たいな事を言ってとても気の毒でした。

オーストリアは朝の5時には明るくなるのに夜の8時を過ぎてもバリバリに明るいんです。
そして暑いんです。ホテルは物騒なので他の外国人はみなロックして寝ているのですが、
日本チームはドア全開の窓、全開で寝ています。蚊に刺されても眠らない訳にはいかないという結論に達したためです。

日中の暑さに僕も佐野君もダウン寸前でしたのでスーパーでプーさんのプールを買ってきてテントの中で涼んだのですが、
これが効果満点でした。夏の耐久などには必需品かもしれません。
(かなりガイジンには笑われましたが気にしていられませんでした。)

それから、日本人はやはり珍しいのかピットを歩いていても結構見られました。
予選のグリッドで僕の前のドライバーが若いくせにネックガードをしていたので、
すーさんに「このネックガード君には負けられないぜ!」なんて言っていると、
後ろのグリッドのドライバーとメカが「ペラペ〜ラ、ジャパニーズ、ペラペ〜ラ...」となんか僕の事を言っているみたい。
たぶん、「この日本人には負けられないぜ!」って言っているんだろうなと、すーさんと笑いました。

しかし、僕はMAXのレースは熱いおじさんの戦いかと思っていたのですが、
おじさんは半分もいない感じで上位は10代のイケイケ君と年を取っていても20代半ばでした。

したがって、じじいの僕をドライバーもメカもオフィシャルも「頑張ってるなぁ〜」と好意的な目つきです。

もっとも、日本人は昨年の松谷君は別格としても前回の佐藤君も速さをアピールしていたので、
なかなかあなどれないなと思ってくれているみたいです。

ただ、決勝の追突バカはいただけませんね。後ろに付いて抜けないと思うと、ブレーキングで強烈プッシングですからね。
あれはバシバシとペナルティをとってもらいたいですね。パート2に続く

ヨーロッパ遠征番外編パート2
長いようで短い遠征でしたが、最後までまさに珍道中で、帰りもウィーンからオランダ、そして関空のはずだったのですが、なんと!
オランダの便が飛ばないと言うではないですか!KLMは費用を持つのでもう一泊してくれっていうんです。
予定の詰まっていた僕は「それは困る!」と頼み込み、
それならオランダじゃなくてパリに行って関空というルートにギリギリで変更してダッシュで搭乗手続きを済ませ、
駆け込むように飛行機に乗ります。

パリまでのおよそ2時間のフライトでまたも僕はゲロゲロです。
しかしこれで終わらないのが僕の人生でパリに着いたら関空行きはすでに搭乗手続きが出来ない時間で、乗せてもらえないとの事です。
カウンターで学ちゃんが通じないイタリア語で(今度はフランス語なので)必死に事情を説明しますが、まったくダメそうです。
隣の窓口でも外人の女の人がわんわん泣きながら「プリーズ!プリーズ!」と叫んでいましたが、受け付けられないようです。

とうとう、僕達を残して飛行機は空へと飛び立ったのでした。
「マジか?」と呆然とする中で、またしても、費用は持つので一泊して明日の飛行機でとぬかしやがって、
「それはダメっていってるだろう〜!!」そして、数時間待てば、名古屋の便があるというので、それに潜り込みます。
悪い事続きの帰り道でしたが、ここでなんと!お詫びのしるしに一部ビジネスクラスを用意してくれたとの事。
ここで学ちゃんが「キンジ、俺たちビジネスはまだ早いんや」「ボス猿さんとすーさんは先が短いんやから、解っとるな!」とか言って
僕とすーさんに譲ってくれるというのです。

「途中で交代するね」とかいいながら乗り込むとビジネスは素晴らしい!それもJALのビジネスです。
スッチーさんは綺麗だは座席も広いしフルリクライニングだし、食い物もぜんぜん違うしでエコノミーとは雲泥の差です。

ついうっかりと眠り込んでしまい、夢の中で「学ちゃんごめんね」と謝りながら、気づいた時には日本上空でした。
「いまさら、交代する?」っていうのもなんですので、そのまま、また寝てしまいました。

疲れきって、最後の力を振り絞り、荷物を待っていると、最後にまた問題が、
僕達の沢山の荷物の中でひとつだけ日本に着いていないとの事。
「あ〜絶対に俺だ〜」とあきらめていると、
やっぱり僕の荷物で最後の最後まで僕には運というものは無いのか?と思う結末でした。

後日、送ってもらう手続きをして、図々しくもトレンタの道上親分にマイカーを名古屋まで陸送してもらいみんなでご飯を食べて、
栄光さんに報告に行って、長い珍道中は終わりを告げました。あ〜長かった。