平成18年5月8日

関係者各位

2006年RMCレース使用タイヤについての
経過と決定についての御報告

拝啓 レースシーズンも酣、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。

 さて、先月初旬より懸案となっておりました、2006年RMCレース使用タイヤに関してその経過と決定事項についての報告です。

ROTAX社の方針により本年よりMOJOタイヤを使用しない国のシリーズからは、招待を行わない旨を正式に4月初旬受け取り、この1ヶ月間皆様にアンケートを頂戴し、サーキットで多くの方から意見を頂き、MOJOタイヤを空輸していくつかのコースでテストを行い、MOJOタイヤに変更する可能性を探ってまいりましたが、2006年シリーズにおきましては、現状のブリヂストンYGK/YGRのまま継続することを決定いたしました。

 アンケートの結果からは、MOJOタイヤへの変更を問題視しないという御意見が圧倒的に多かったのですが、実際にMOJOタイヤをテストしていただいたドライバーの皆様からは、YGKとの操縦性/特性の違いへの驚きと違和感が多く寄せられたこと、又、残り全てのレースにMOJOタイヤを安定供給する生産/物流の体制が完全に整っていないということより、シーズン途中からのMOJOタイヤへの変更は、皆様へ機材変更等における混乱・負担を強いることになるかもしれないとの危惧があり見送ることとさせて頂きました。

 従いまして誠に不本意ながら2006年度グランドファイナルへの正式招待は不可能となってしまいました。 誠に申し訳ございません。

しかし、ROTAX社との協議により特別枠として1名、ジュニアクラス又は、DD2クラスへ招待しても良いとの提案があり、ジュニアクラスで1名を招待するということで合意いたしました。

 誠に勝手かつ無責任とは重々承知の上ではございますが、皆様のRMCレース環境等、 最善の方法を熟考、協議した上で決定させて頂きました。 この度は、ドライバーの皆様、ショップ・エントラントの皆様、スポンサーの皆様に多大な御迷惑と御混乱をお掛けしてしまい、大変申し訳ございませんでした。心よりお詫び申し上げます

 その責任といたしまして、誠に勝手とは承知しておりますが、本年度のRMCクラスのシリーズチャンピオンをグランドファイナルに変わり、本年度末に開催されるのマカオグランプリ参戦サポートと、翌年度のユーロチャレンジ参戦サポートに変えさせていただきたく思います。

 今後はこのような問題が起こらないよう万全の注意を払い、皆様と協力し、RMCレースがより発展するよう全力を尽くす所存でございます。今後とも皆様のご指導、ご鞭撻の程お願い申し上げます。

株式会社 栄光      
代表取締役 松堂 栄誠

敬 具